2008年07月31日

「篤姫」の音楽担当吉俣さん 「ふるさと納税」

鹿児島市出身の作曲家でNHK大河ドラマ「篤姫」の音楽を担当している吉俣良さん(48)が28日、県庁を訪れ「ふるさと納税」の申し込みをした。

 東京を拠点に活動をしている吉俣さんは、霧島市であった演奏会に出演するために帰郷した。県庁で伊藤知事と面会し、「鹿児島に生まれたことに誇りを持っている」との愛郷心あふれるメッセージを添えて申込書を手渡すと、知事は「ご協力ありがとうございます。ありがたくいただきます」と笑顔で感謝の言葉を述べた。

 出身地の自治体に寄付すると翌年度の住民税が控除される同納税制度の受け皿機関として、県は市町村と一緒に「かごしま応援寄附金募集推進協議会」を設立。県4割、市町村6割の配分で割り振る仕組みだが、申込者は市町村配分の6割について、寄付先の市町村と使い道を指定することもできる。

 吉俣さんは母の出身である沖永良部島の知名町を指定。「離島は医療などが大変そうだから」と使い道は福祉事業を選んだという。寄付額は「ご想像にお任せします」と明らかにしなかったが、吉俣さんは「鹿児島で生まれ育ったから今の自分がいる。少しでも恩返しできれば」と話していた。

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 県財政課によると、25日までに協議会に申し込まれた寄付は164件の計978万8280円。東京、大阪、福岡の県事務所に設けられた専従班が県出身者らに呼びかけを行っており、事務所別の寄付の内訳は▽東京106件562万1150円▽大阪31件211万130円▽福岡(県財政課含む)27件205万7000円。同課は「まだまだ周知が不十分のようで、今後も積極的に呼びかけを続けていきたい」と話している。

  
Posted by 坂本龍馬伝 at 18:23坂本龍馬伝7月

2008年07月31日

県07年、県外宿泊者は過去10年で最多

県の07年観光統計によると、県外からの宿泊観光客は789万1000人で、前年を3・9%(29万7000人)上回った。原油高騰で交通費がかさみ、国内各地で観光は苦戦しているが、本県では今年も、わずかながら対前年増に。県観光課は、大河ドラマの「篤姫効果」としている。

 昨年の県外宿泊客は過去10年で最多。同課はJR九州や大手旅行代理店の観光キャンペーンなどの効果としている。一方、過去最高は、大河ドラマ「翔ぶが如く」が放映された90年の931万5000人。

 また、外国人宿泊観光客は12万9549人で、対前年15%(1万6908人)増で、過去最高に。冬場のゴルフツアーなどが好調な韓国が対前年約2割増、チャーター便が増えた香港が同約2倍などと急増したため。

 また、今年のサンプル調査(1~5月)でも、宿泊64施設利用者が対前年3・3%増、観光19施設利用者が同6・5%だった
  
Posted by 坂本龍馬伝 at 18:22坂本龍馬伝7月

2008年07月31日

スタンプラリー:篤姫館含む鹿児島市内10施設で実施中

鹿児島市は「篤姫館」(同市本港新町)を含む市内の10施設のうち3カ所以上入場した小中学生に、抽選で篤姫グッズなどを贈るスタンプラリーを実施している。スタンプ用のカードを持参すると各施設で入場料の割引も受けられる。

 篤姫館は夏休みに向け、大河ドラマで使用された小道具を増やしたりパネル展示を増やすなどのリニューアルを実施。子供たちに他の施設も訪れてもらおうとラリーを企画した。対象は、維新ふるさと館▽市立美術館▽仙巌園▽黎明館▽市立科学館--など9施設。篤姫館とこの9施設のうち2カ所以上でスタンプを押して応募すると、抽選で篤姫グッズや鹿児島の特産品などがもらえる。

 8月31日まで。カードはどの施設でももらえる。期間中、篤姫館は1時間延長して午後7時まで開館している。問い合わせは同館099・216・2722。
  
Posted by 坂本龍馬伝 at 18:21坂本龍馬伝7月

2008年07月31日

人気の「篤姫館」閉館時間延長 夏休み期間中午後7時まで

鹿児島市の「篤姫館」は夏休みで観光客が増えることから、閉館時間を1時間延ばして午後7時までにしている。8月23日を除く、31日まで。

 会場には、NHKの大河ドラマに使用された衣装や小道具などを展示。県内外から1日平均約1300人の観光客が訪れており、人気のスポットになっている。

 延長した19日は、大奥の女性たちを紹介するパネルや、島津斉彬が篤姫にあてた最後の手紙などが新たに追加展示された。市観光企画課の奥山雅樹主事(34)は「展示品も増えて、リピーターも楽しめる。ぜひ家族で立ち寄ってほしい」と来館を呼びかけている。

 入場料は高校生以上500円、小、中学生250円。閉館時間の延長は8月23日を除く同月31日まで。問い合わせは「篤姫館」実行委員会事務局(099・216・2722)へ。

  
Posted by 坂本龍馬伝 at 18:19坂本龍馬伝7月

2008年07月31日

強い「篤姫」女性つかむ 大河ドラマ高視聴率

NHK大河ドラマ「篤姫」が人気だ。薩摩藩から徳川将軍家へ嫁ぎ波乱の生涯を送った幕末の女性を宮崎あおいが演じる。20日までの平均視聴率は、23.4%で大河では過去11年間で最高だった「毛利元就」(97年)の年間平均視聴率と並んだ(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。幕末維新ものは当たらないと言われてきた大河で、若い女性ファンを巻き込んでの高視聴率だ。(大室一也)

◆「幕末もの」なのに高視聴率

 29回(20日)は、夫で第13代将軍徳川家定が死に、落飾して天璋院となった篤姫と、側室のお志賀が向かい合う。涙ぐむ篤姫に「なぜお泣きになるのでございますか。御台(みだい)様は公方(くぼう)様(家定)に愛されたではありませんか」とお志賀。まるで現代の恋愛ドラマを思わせるハイライトシーンだ。この回の視聴率は24.3%、家定と養父・島津斉彬が亡くなった28回は番組最高26.2%を記録した。

 篤姫役の宮崎について、当初は「アイドルのようで江戸時代の姫らしくない」との声もあったが、「ずば抜けた美人だと距離が出てしまうが、若い人が見ても親しみがもて、お年寄りからもかわいらしく思われる存在」(時代劇専門チャンネル前編成部統括マネージャーの小野田光美さん)と評価が高い。

 宮崎以外にも、若い視聴者を引きつける旬の俳優を配した。準主役で篤姫に思いを寄せる、のちの藩家老・小松帯刀役にモデル出身の瑛太、家定役に小劇場で人気が出た堺雅人。今後は坂本龍馬役で玉木宏が、皇女和宮役で堀北真希も登場する。

 NHKは家族で見られるホームドラマ化も狙った。篤姫は、病弱な実父・忠剛と、しっかり者の母・お幸の愛に包まれ天真らんまんに育ち、嫁いだ後も、家定と布団を並べて仲むつまじく会話を交わす。大河でおなじみの合戦シーンも、子どもも見やすいように、刀や鉄砲を手に戦う場面は最小限に抑えた。

 「女性が強いことが、今の時代に合っているんじゃないかと思います」。第14代将軍家茂を演じる松田翔太は、東京・増上寺で家茂の墓参りをしたあと、高視聴率の理由を聞かれてこう答えた。

 埼玉学園大学の服藤早苗教授(女性史)が講演先などで「篤姫」を見ているかを聞くと、「はい」と答える人の7~8割は女性。昨年の「風林火山」と正反対の傾向が出る。

 たとえば「毛利元就」の場合、当時の史料、原作の永井路子の小説『山霧』ともに出てくる女性はみな気丈だが、「ドラマになると、史料や原作ほど女性の力強さは描かれていなかった気がする」と服藤教授。だが「篤姫」は、宮尾登美子の原作以上に女性が自己主張しているように映る。ちなみに脚本(田渕久美子)も女性。

 「このドラマは女性の本質的な強さをテーマに描いている」と佐野元彦チーフ・プロデューサーは言う。篤姫も、いざとなったら豪胆にふるまう女性として描かれる。しゅうとめと対決、家茂の嫁の和宮との確執を乗り越え、江戸城無血開城のために大奥の陣頭指揮を執るに至る。

◆尚五郎軸に展開工夫

 幕末維新ものの大河が当たらないと言われるのは、刻一刻と政情が変化し、敵味方の離合集散が頻繁で理解しにくいから。NHKは、分かりやすく政局を描こうと薩摩藩士の肝付尚五郎、後の家老・小松を重要な役にした。時代考証担当の原口泉・鹿児島大学教授(日本近世史)の推薦によるが、知名度は篤姫以上にいま一つの人物だ。

 小松が篤姫と会った記録は残ってないが、篤姫と年の近い天保6(1835)年の生まれ。肝付家は藩門閥社会の一員で、篤姫と社交の場などで会ったとしてもおかしくはない。また、江戸生まれの斉彬が初めて薩摩入りしたのも天保6年だった。

 そこで、篤姫と尚五郎が斉彬から色違いのお守りをもらったり、2人で碁を楽しんだりといった「恥ずかしいくらい青春ドラマ化した」(佐野さん)話が展開できた。登場人物の知名度が低いと視聴率が低くなる傾向があるが、今回はそれを逆手にとって物語を膨らませた。

 「この小松を瑛太が演じたことが、若い女性や歴史に興味がない層を取り込んだ」と原口教授。「知る人ぞ知る」人物を出したことで、歴史好きも引きつけた。篤姫は今後も大奥を出られないが、政局の舞台が京都に移っても、小松を軸に分かりやすく物語を展開できる。

 自宅に天璋院の位牌(いはい)をまつる御三卿・田安徳川家第11代当主の徳川宗英(むねふさ)さんは「みなさん全く名前をご存じないはず」の篤姫を主人公にした大河の人気ぶりを「本当に不思議」と言う。

 「視聴率が上がるとは私も思ってもいませんでした。ただ篤姫は魅力ある人だったと思います。これから家茂が将軍となり、和宮が京都からみえて、江戸城開城まで行く。ここまで来ると、『先を見なければならない』という人が増えるのではないでしょうか」と期待する。

  
Posted by 坂本龍馬伝 at 18:18坂本龍馬伝7月

2008年07月31日

「篤姫」に堀北「和宮」が登場 大奥の混乱と夫婦愛を軸に

NHK大河ドラマ「篤姫」では、8月17日から堀北真希演じる和宮が登場する。視聴率は依然好調だが、幕末の大奥での存在感を篤姫と二分した女性の登場で新たな展開を迎え、勢いを持続できるか。(文中の視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区)【丸山進】

 ◆夫婦円満

 6月下旬、堀北は夫の十四代将軍・徳川家茂を演じる松田翔太とともに、東京・芝にある増上寺の徳川家墓所を訪れ、花束を供えて手を合わせた。歴代将軍が眠る墓所で、女性は和宮ただ一人。夫婦の墓石は左右に並ぶ。寺の職員は「唯一、将軍家に嫁いで江戸まで来た天皇の娘ということに敬意を表しただけでなく、徳川家に慕われた存在だったからではないか」と説明する。

 和宮は仁孝天皇の娘で、朝廷の力を利用して幕府の権限強化を図る「公武合体」の象徴として、将軍家に嫁いだ。宮尾登美子の原作には、江戸に来ても和宮は「御所風」の生活を貫くことに固執し、京から従ってきた侍女と大奥の女中とが反目し合う様子が描かれる。だが、将軍・家茂の不自由な身の上に自身の境遇を重ね合わせた和宮は共感を覚え、夫婦仲は良かったとされる。

 家茂は第二次長州征伐の最中、大坂城で病死。征伐前に家茂にねだっていた西陣織が、形見として和宮の手元に届けられた。これを見て和宮は「空蝉(うつせみ)の 唐織りごろも なにかせむ 綾(あや)も錦も 君ありてこそ」(セミのぬけがらのような唐織物に何の意味もない。豪華な衣装もあなたが生きていてこそのものだ)と和歌をよみ、夫の死を悲しんだという。こうしたエピソードも仲の良さを物語っている。

 ◆時代劇初挑戦

 後半の大河ドラマは、こうした大奥の混乱と夫婦仲を中心に描かれていく。その柱になる堀北、松田は、ともに時代劇は初挑戦。

 堀北は「新鮮な髪形で、初めて見る自分が鏡の中にいた。かつらは重くて右を向くにも左を向くにも最初はやりにくかった」。一方の松田は「ハゲたらこうなるのかと思った」といたずらっぽく話して取材陣の笑いを誘った。だがすぐに俳優の顔に戻り、「撮影を重ねて今では自然に役作りができている」と堂々とした口ぶりで思いを語った。

 ◆人気の秘密は

 視聴率は好調そのもの。昨年の大河ドラマ「風林火山」の平均視聴率は18・7%だったが、今年はまだ一度も20%を割っていない。5月以降は25%前後で推移し、特にここ最近は26%台を2週連続でたたき出し、近年の大河に比べて高い数字を残している。

 人気の秘密を佐野元彦チーフプロデューサーは「幕末は特別な時代ではなく、家族の集合体が悲喜こもごもで生きていた。そこを意識して描いていることが共感されたのでは」と推測する。

 高視聴率は出演者の間でも話題のようで、松田によると「(小松帯刀役の)瑛太と食事しながら数字の高さを話し合った。各世代で共通して感じる人間愛や生き方が描かれているから、という話になった」という。

  
Posted by 坂本龍馬伝 at 18:17坂本龍馬伝7月

2008年07月12日

寛永寺の徳川将軍家墓所調査:見直される大奥のイメージ

大奥の御台所(みだいどころ)らが眠る寛永寺(東京・谷中)の徳川将軍家墓所で昨年6月から行われている学術調査で、副葬品の中から頭髪やつめが発見された。調査団によると「抜け毛や切ったつめも捨てずに墓の中まで持っていくのは、皇族の風習」という。武家の“総本山”江戸城でも公家風の暮らしが営まれていたあかしとして、注目される。調査団は「DNA分析など科学の光を当て、大奥の実態に迫りたい」としている。【斉藤希史子】

 調査の手が入ったのは「お裏方」と呼ばれた徳川宗家の妻子の墓、25基。17世紀から現代までの正室・側室ら69人が葬られている。改葬を機に「寛永寺谷中徳川家近世墓所調査団」(名誉団長、坂誥秀一・立正大名誉教授)が組織され、先月、中間報告がなされた。

 発掘された髪やつめの主は、宮家から十二代家慶にとついだ浄観院。今野春樹・統括調査員によると、皇族は伝統的に、体から離れた髪やつめを生涯保存した。他人の手に渡れば呪詛(じゅそ)を受ける恐れがあったためという。浄観院の遺物は、彼女が御所風に弔われたことの物証。幼いころ身につけた習慣を最期まで改めなかったのかもしれない。

 十四代家茂の正室となった皇女和宮は「御所風の暮らしを貫くこと」を降嫁の条件とし、武家出身の前御台所・天璋院とのあつれきが生じたと伝えられる。それが「規則でがんじがらめ」という大奥のイメージを増幅させてもいるが、今野さんは調査を通じて大奥の「意外な緩やかさ」を感じたと話す。「天璋院と和宮の関係も武家と公家の衝突というより、いつの世にもある行き違いでは」。二人は後に手を携え、徳川家存続のために奔走した。

 浄観院の遺体や遺物はDNA分析や食性の調査などを受ける予定。科学がどんな暮らしぶりを照らし出すか、興味深い。遺骨から割り出した彼女の身長は146センチ。推定可能な7体の平均身長は147センチだった。江戸時代の庶民女性は平均144センチで、「貴人は小柄」という常識に反する結果。ただ顔つきは復元可能な3体とも「細面で目が大きく、鼻が高い」。常識を裏切らない「貴族顔」だった。

 浄観院と並んで墓の規模が大きかったのは、十三代家定の2番目の正室、澄心院。「ふすまの金具の位置(床から約1メートル)より背が低く、足をひきずって歩いた」との記録が残る。遺骨の分析で身長は推定130センチ、すねの骨や歯に極度の変形があり、成長期に病を得たことが分かった。享年は25。公家出身の正室が相次いで早世したため、家定は最後に、丈夫な武家出身者をめとったともされる。それが大河ドラマの主役「篤姫」、後の天璋院だ。「文献からはうかがい知れない大奥のタイムカプセルが、初めて開いた」と坂誥名誉団長は話している。

  
Posted by 坂本龍馬伝 at 15:41坂本龍馬伝7月

2008年07月09日

来年のNHK大河ドラマ「天地人」テーマに 

来年放映のNHK大河ドラマ「天地人」をテーマにした大花火が8月3日、長岡市の信濃川河川敷で打ち上げられることになった。当日は、主人公・直江兼続ゆかりの南魚沼、山形県米沢、福島県会津若松など計3県6市の市長が集まる「兼続サミット」も開かれ、観光振興に向けた協力関係を確立する。

 花火はスターマイン形式の計1500発。市役所近くの5カ所から約3分間にわたって打ち上げる計画で、経費800万円は市内の19企業が協賛する。

 加山雄三さんの長男で、花火師資格も持つ映像作家、池端信宏さん(35)が全体像をデザインし、打ち上げ中に流れる音楽も作曲した。

 打ち上げは、全国の花火師たちが技術を競う「土浦全国花火競技会」(茨城県土浦市)の昨年の優勝者、斎木智徳さん(54)らが担当する。

 「戦の世に『義』を貫いた兼続の『愛』と勇気(雪)を想像した」と池端さん。打ち上げ予定は午後8時50分。続いて名物の3尺玉と復興フェニックス(不死鳥)花火が夜空を彩る。【
  
Posted by 坂本龍馬伝 at 23:02坂本龍馬伝7月

2008年07月08日

篤姫の成功 「幕末モノは当たらない」ジンクスを破ったのは?

篤姫の成功 「幕末モノは当たらない」ジンクスを破ったのは? INSIGHT NOW!

NHK大河ドラマ「篤姫」はここ数年でもっとも成功している大河と言われます。もちろん視聴率という点においてですが。しかし一方で、大河ドラマのジンクスとして、「幕末モノは当たらない」とも言われて来ました。ではなぜ篤姫は高視聴率を稼げているのでしょう。それはターゲット・オーディエンスの変化への対応ではないでしょうか。

はっきり言いますが私は相当な大河ファンです。しかし昔のヤツ専門です。
一番好きな大河ドラマと言われても困るくらいにスキスキです。先日まで再放送の「風と雲と虹と」は、30年前の大河とは思えないほどの、ワクワク、ドキドキの毎日で、本当に最終回見るのが惜しくて嫌でした。
今再放送中の「武田信玄」は1988年と、バブル全盛時の思い出でもある名作で、原作者新田次郎の力強い筆致のおかげで、去年の「風林火山」と比べるとそうとう男っぽい作りになっていると感じます。

「太平記」「独眼竜政宗」もいくらでも語れます。
「花神」「翔ぶが如く」に至っては、正に「篤姫」と全く同じ時代のストーリーです。(「花神」は長州・大村益次郎サイド、「翔ぶ」は薩摩・西郷、大久保サイドからの話)
「幕末モノは当たらない」なら、何が当たるのでしょう。やはり戦国、それも信長、秀吉、家康が安定して、視聴率を稼げるようです。
ではこの違いは何?ということになります。

それは大河好きならわかるのではないでしょうか。幕末モノはキーとなる登場人物が多いのです。薩摩藩だけで、西郷、大久保。さらに島津斉彬、久光。長州の木戸、伊藤博文、大村益次郎。もちろん竜馬、松蔭もいます。幕府側だって勝海舟、徳川慶喜、新撰組、彰義隊、白虎隊。水戸老公・斉昭、井伊直弼・・・・どうですか。一人拾ってもドラマになる「濃い」キャラ揃いでしょ?

もちろん、戦国・天下統一も、深く見ていけば、いくらでも登場人物はいるのですが、天下人三人というわかりやすい頂点がいるため、他の登場事物の位置付け、配置の分類が明快になっているのです。

こうした設定のわかりやすさは、なんといっても今のオーディエンスには圧倒的に重要な伝播力となります。小泉郵政選挙の圧勝ぶりは記憶に新しいですよね。「郵政民営化に賛成か、反対か!」という、ワンフレーズ・ポリティクスが、今の視聴者にたいへん受ける訳です。理由はわかりやすいから。
幕末モノは、西郷・大久保はいるけど、別にそれだけでは語れません。

そこで「篤姫」です。すっごい、シンプルなストーリーを心がけていると感じます。幕末のゴッチャゴチャな相関図を、将軍とか、小松帯刀とか、西郷・大久保すらもスピンオフ扱いでハショる、大胆なストーリー。やはり見ていてわかりやすいこと、この上ありません。
大奥での水戸派・紀州派の暗闘を嫁姑争いに例えたり、あり得ない恋愛ストーリー(篤姫と帯刀とか)の挿入とか。岩倉具視が日和って、西郷派についたり、大久保にスリ寄ったりとか、政治のバランス・オヴ・パワーなんて、めちゃめちゃ複雑な部分には触れません。

やはり「ウケる」モノとは、その時代状況、特にオーディエンスとなる人々の嗜好が大きく作用します。昔の大河はお父さんやお爺ちゃんお婆ちゃんの見るものでした。しかしオヤジ・じじばば相手では、自ずと視聴率は伸びなくなっているのです。篤姫はOL等若い女性視聴者を多数開拓するのに成功したようです。
素材が同じでも、料理の仕方で結果が変わる。見事なスマッシュヒットとなった篤姫。コミュニケーションのセオリーに適っていると言えるのではないでしょうか。

私?「昔の大河好き」って言ったでしょう。一応篤姫見てるけど、「翔ぶが如く」の方がダンゼンおもしれーや!って、いつもテレビに文句言いながら見てますけど、何か?
私、世間的なターゲットオーディエンスでは完全にないんですよね。
  
Posted by 坂本龍馬伝 at 08:20坂本龍馬伝7月