2008年08月27日

薩摩街道:見直そう 12月に熊本・芦北町~出水市

毎日JPより

江戸時代、熊本と鹿児島を結ぶ主要ルートとして栄えた薩摩街道を歩き、その歴史を見直そうと「薩摩街道歴史ふれあいウォーク」が12月7日、熊本県芦北町から出水市にかけて開かれる。歴史上の人物が往来した過去をたどり、両県の新たな交流のきっかけにするのが狙い。このほど合同の実行委が熊本県水俣市であり、準備を進めることを申し合わせた。

 街道の発着点は時代によって異なるが、薩摩と肥後、または肥前(現在の佐賀県鳥栖市)を結んだとされる。江戸幕府による整備以前に豊臣秀吉の島津侵攻に使われたほか、明治初期の西南戦争では薩軍が北上するルートになった。NHKテレビの大河ドラマに登場する篤姫や西郷隆盛、大久保利通、伊能忠敬らも行き来したといわれる。

 おおむね八代海に沿っているが、目立たない山道になっていたり、道が途絶えている個所もあるという。

 企画は昨年度、両県関係者が新たな交流を模索する中で持ち上がり、今年6月までに沿道の市町や観光協会、商工会議所、まちづくり団体などが両県で、それぞれ実行委を組織していた。

 合同実行委では、ウオーキングのスタート地点を佐敷城跡(芦北町)▽つなぎ文化センター(熊本県津奈木町)▽肥薩おれんじ鉄道の米ノ津駅(出水市)--の3カ所に設け、エコパーク水俣(水俣市)を共通ゴールとする方針を決めた。距離は10~12キロ前後となりそう。エコパーク水俣では沿道地域の郷土芸能などのイベントや物産展を開く。

 参加募集は10月ごろの予定。合同実行委事務局の熊本県芦北地域振興局は「できるだけ当時のルートに忠実に歩き、街道にちなんだ歴史を市民に再発見してほしい。地域活性化のきっかけにしたい」と話している。